家賃が高くなりやすい

都市部で賃貸物件を選択する上で、デメリットになりやすいのが家賃の高さです。日本では土地の所有者に対して固定資産税の支払い義務が生じます。固定資産税は地価に応じて金額が変わる仕組みになっていることから、都市部は税金の負担が高めです。そのため、建物を維持していくために家賃を上げざるを得ません。同じ間取りでも地方と都市部では月々の家賃の負担額に数万円近い差が出るケースもあります。定期的に引っ越しをする人はそれほど気にする必要はありませんが、長期利用を想定している場合には数千円でも差額は大きくなるので注意が必要です。物件を決める時は、生活の利便性に対して適正な家賃になっているかを見極めなくてはいけません。

自然を感じられる機会が少ない

都市部と郊外で異なる部分の一つに、自然の少なさがあります。ビルを始めとした建造物が多い都市部では、意識的に探さなければ緑を見つけることが難しいのが実情です。時代の移り変わりの中で子供が遊べる公園でも植林がされていない所も増えています。山や森が身近にある地方で育った人が、進学や就職で都市部に上京してカルチャーショックを受けるケースも少なくありません。定期的に自然を感じなければストレスを感じるという人にとって、この点は大きなデメリットになります。仕事や学校への移動の関係で都市部で生活をせざるを得ないという人は、郊外に近い都市部選ぶのも一つの手です。郊外に近い賃貸物件は、自然のある場所へ移動がしやすいのはもちろん、家賃が安くなりやすいという利点もあります。